「グローバルな視点で」

新しい時代に・・・

 昭和52年、山下英利は上智大学経済学部を卒業すると三菱銀行へ就職した。現在の東京三菱銀行である。勤務時代には営業本部から支店長代理としてニューヨーク支店へ、その後情報開発部に移りロサンゼルスへ。平成5年からはスイス・チューリッヒに出向する。平成8年の合併によりスイス東京三菱銀行の副頭取となった山下英利は、連日過酷なスケジュールに追われることになる。日頃、弱音を吐かない山下英利も、この時ばかりは相当まいったらしい。ニューヨークから始まった海外勤務も約10年間続く。当時を思い出して山下英利は、

 「私が‘グローバル’という言葉を強く意識して仕事をしたのもこの時代。今や‘グローバル’な視点と感性を持たなければ、ビジネスマンも政治家も世界に通用しない」

 と言い切る。平成10年帰国した山下英利は、検査部検査役・支店長・本部審議役を経て平成12年退職。そして参議院議員となる。新しい時代、21世紀は‘グローバル’をキーワードとして、あらゆる分野で国境が無くなり、社会も、経済も、そして政治もすべて大きく変わっていく。でも、21世紀になったからといって、急に世の中が変わるわけではない。自ら変わろう、変えていこうという強い意志がない限りなにも変わらないし、また、変化についていけないと思う。いまでも必ず英字新聞に目を通すという山下英利に、21世紀になったいま、改めて政治家としての心構えを聞いてみた。

 「政治の目的とは、日本の国を良くし、一人ひとりが心豊かに暮らせること。という私の基本姿勢は変わりません。私は皆様一人ひとりのサポーターのようなもの。皆様の声に耳を傾け、自分のやるべきこと、やってみたいことをしっかりと見つめ、行動していこうと思っています。自分の個性を信じ、自分の価値観で・・・」

 と笑顔で話してくれた。山下英利は‘カジュアルな政治家’そんな言葉の似合う人である。

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