| 山下英利 IN ACTION 〜MESSAGE 山下英利はこう考える〜 |
| ■ 地球温暖化に伴う病害虫の北上化 |
| 2007年2月22日 |
いつもなら、この時期はまだまだ冬本番といったところですが、都会の市場では一足も二足も早く、春の山菜が出回っています。 今年は近年まれにみる暖冬であり、その影響から日本の各地で様々な異常現象が起こっているのを耳にします。 さて、現在、世界規模で地球上の平均気温が上昇しています。温暖化の影響は、いままではその場所で見ることの出来なかった小動物(病害虫含む)が現れたり、また農水作物の分布地図が少しずつ変わってきている等、農業水産分野に悪影響を及ぼしつつあります。 かつては東南アジア等南方地域でしかみられなかった鳥インフルエンザが、近年は日本を含む東アジア地域でも猛威を振るうようになり、各地で膨大な被害を出しています。このことは地球の温暖化の影響によって、病害虫の北限点が北上しているといえるのではないでしょうか。 また、今まで越冬できなかった病害虫が容易に越冬できる環境になってきているということも事実であると思います。 高温多湿で病害虫が繁殖しやすい環境といえる日本は、国土が狭く病害虫のまん延するスピードは速いため、予防法の研究に努め一旦ことが起こったときは早急な対応で被害を最小限に食い止めることが必要です。 地球温暖化防止を定めた『京都議定書』が発行されてからまる2年が経ち、いよいよ来年から目標達成の第一約束期間が始まります。日本をはじめとして世界各地で地球温暖化の影響とみられる病害虫の分布拡大、洪水、熱波、水不足等々の気象自然災害が頻発していることを直視し、いち早くこういった現象を食い止めるためにも、京都議定書に続く議論では世界が一つになって地球の将来を守る世界規模での温暖化防止対策をまとめていかなければなりません。 |
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