山下英利 IN ACTION
〜Journalism 寄稿文〜

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■参議院の在り方

京都新聞(政論・京滋国会議員インタビュー)2004年3月22日


−参議院の在り方−
憲法を論じる際のテーマの一つとして、参議院の存在意義を問い直す動きが浮上してきた。小泉首相が「一院制」の検討に言及する一方、参院側も憲法調査会に二院制の在り方を審議する小委員会を設け、議論を進めている。参院改革には、どのような視点が必要なのだろうか。


「山下英利」 参院の最も重要な機能はチェック・アンド・バランスだ。国民の総意をいかに国会の議席に反映させ、有権者のチェックが効くようにするか。参院改革は、こうした視点を抜きに論じられるべきではない。
 衆院が予算の企画立案を担うとしたら、参院の役割はその妥当性や執行状況の監視だ。開会中の通常国会でも、新年度予算委員会に先立って昨年度の決算委員会を開き、審議内容を予算委に織り込んでもらうよう工夫している。
 参院に対して、さまざまな議論がある。衆参両院でそれぞれ同じ趣旨説明を行うことを「無駄」と言う人もいる。衆院選の落選者が参院選に出馬することへの批判もある。しかし、議事運営や選挙というテクニカルな問題と二院制の是非論を混同してはいけない。
 全国一本の比例代表が、業界や労組の出身者に偏っているとの批判もあるが、地域にとらわれず多様な意見を反映させる点では重要だ。少数の「声なき声」は全国規模ですくい上げる必要がある。選挙区と比例という「縦と横」の代表で構成し、議論を深めるのが日本の国会の特色だ。
 国政に何を反映させるか、まず院の目的を突き詰めて議論すべきだ。無駄を省くために一院制や定数削減を進めようというなら、あまりに短絡的である。
『京都新聞』より







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