山下英利 IN ACTION
〜Journalism 寄稿文〜
新聞・雑誌等の掲載文です。
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■道路特定財源の見直し
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京都新聞(政論・2001通常国会)2001年6月4日
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経済が右肩上がりの時には、道路特定財源のように目的を限った財源は有効に働く。しかし、公共工事に国民が厳しい視線を向けている今、効率的な財政運用を考えれば、財源自体を見直そうという問題提起は当然だろう。
ただ、道路特定財源の見直し論議に対して、地方が不安を抱いているのも事実だ。「一日に車が数台しか通らない道路は無駄だ。」というのは都会の論理で、地方にとっては「道ができる」ことは非常に重みがある。
だからこそ、道路特定財源の一般財源化を考える場合には、必要な道路を作るための財源の担保をどこに求めるのかという議論を詰めておかなければならない。揮発油税などの暫定税率を見直し、環境税など別の財源をつくるべきだという考え方もあるが、特定財源の「お化粧直し」になるだけではないだろうか。
道路特定財源の見直しを含めて、税制のあり方を抜本的に見直す時期にある。成熟社会においては個人を主体にした諸制度が必要であり、そのためには地方の特性を生かすための財源、権限の委譲が不可欠だ。でなければ、今回の議論で浮上した「大都市型政党」と「地方政党」という構図が将来、政界再編を招くのではないかと懸念する。
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